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【台北セミナー】
日本から台灣へのメッセージ

  夕方6:30からの台北でのセミナーに間に合うように私たちは戻った。夕食を食べる時間もなく、たどり着いたのだが、会場の後方には、サンドイッチや立食パーティ用の総菜が用意されており、参加者が気軽に食べられるようになっていた。私は珈琲が飲めたのがとても嬉しかった。

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  上の写真は司会をする施信民教授。施信民さんの両隣の方は通訳の方。左のお二人が最初に発言された北川議員と山内議員(左から)。

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  福島議員が発言しているところ。

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  小村教授は核廃棄物について、矢部議員からは、柏崎原発の現状や、つい最近に起った事故の話などを話してくださった。

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  会場の様子。最初はそれほどの人数ではなかったのだが、だんだん人が多くなってくる。学生も多いが年輩のかたも大勢こられた。その中の一人が経済部の方だったのは後からわかった話。

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  最後のパネルディスカッションの様子。会場からの質問に答えたのだが、びっくりするくらいマニアックな質問もあり、驚かされた。

  私が発言する時間はほとんどなかったが、台灣の原発問題は他の国へも関係があるか、といった質問に絡んで以下のように応えた。

  今、原発を作ることのできる企業は少なくなっています。欧米での新規発注がないからです。台灣の原発はGEが落札しましたが、日立・東芝が製造するのはそういった理由もあります。
  第四原発建設が取りやめになれば、日本の企業も原発部門を維持することが困難になっていきます。いったん原発部門がなくなれば、再び原発を作ることは困難になります。

  このように、第四原発は台灣だけの問題ではなく、原発産業そのものに影響をあたえ、非核アジアへと向かうための偉大な道筋となるのです。

  あなた方にはその力があります。
  台灣にはその力があります。

  かつて、日本の侵略が、敗戦により終わったとき、日本人と台灣人は共に喜ぶことはできませんでした。しかし、原発輸出という「侵略」においては、私たちは共に闘うことができます。対立する国としてではなく、アジアを救うために連帯する仲間として非核アジアのために歩んでいきましょう。

 

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