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タイ
工業化の中で




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 タイは、東南アジアでも数少ない仏教国です。タイの伝統行事は、仏教と深くかかわりあっています。
 タイの季節感はウ・カン・ショの3季が存在していますが、この他に月を加えなければならず、「月の満ちる日」と仏教とは切ってもきれないものとなっています。
 肥沃なタイの土壌に自然の豊饒をもたらすものは、なによりも天がたまわる雨と考えられています。
 タイの民族は、タイ族が中心ですが、中国系の華僑、マレー族などいろんな民族が集まり生活しています。


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 タイは、ここ数年軍がクーデターを頻繁に起こしています。1991年2月にもチャチャイ政権を打倒しており、軍は非常に強い政治力をもっています。
 しかし、民主化を求める声も、年々高まってきています。
 タイの政治を語るときに忘れてはならないのが王室の存在です。
 国王のブミボンは、サリット政権以後着実に権力を強めており、昨年の民主化を求める行動の鎮静化に力を発揮するなど、政治上の実質的な最高実力者といえます。
 タイは、軍事政権化にあってもここ数年来、東南アジア1の経済国家としてその通貨である「バーツ経済圏」構想が着実に具体化されています。
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 タイのブーケットは「この世の楽園」と宣伝され、日本人観光客でにぎわいます。
 ここ5年間でリゾートホテルとゴルフ場の建設ラッシュがあいつぎ、タイの人々の暮らしと環境をかえようとしています。本来、みんなのものであるはずの海岸も、大型 ホテルに取り上げられてしまい、出入りする自由すらなくなっていきつつあるのが現状です。
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 これは、ヨットクラブに対する講義デモです。92年11月から12月にかけてタイ・ブーケットでは、ピープルズプラン21世紀・通称PP21では、「第三世界のツーリズム」と題してフォーラムが開かれマレーシア・インドネシア・フィリピン・日本の人々が参加して論議を行ないました。
 このように日本などの大資本によるゴルフ場建設などの環境問題に対して、民衆レベルの国際連帯が始まっています。
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 タイでも、工業化の中で、6基の原発建設が構想され、2基については、2006年までに建設が進められようとしています。
 日本との経済関係から考えると、日本の 原発資本が導入される可能性が高まっています。


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