日本の敗戦、中国共産主義政権の樹立によりショウカイセキ率いる国民党の２００万人が移住し、アメリカの支援により国民党の独裁体制が長く続いてきました。 　このように、中国より移住した人々は、武力を背景に先住の台湾の人々を支配してきたといわれています。 　しかし、最近では、野党の民主進歩党の結成、戒厳令の解除など、民主化を求める運動は高まりをみせています。
	台湾の原発は３箇所に６基あります。 　炉型は沸騰水型が４基、加圧水型が２基です。
	台湾でも事故は多く、７８年の運転開始以来、明らかになっているだけで２０件以上の事故が起こっており、放射能漏れは３００件にものぼっています。 　台湾は、日本との経済的なつながりが強く、原子力専門の技術者の交流などが盛んに行なわれています。
	また、日本の原発のことが、優秀であると宣伝されています。 　この絵は、小学生を対象に原発バラ色論を振りまいた後、原発のある未来図を描かせたものです。 　１０数年前の日本と同じように思えませんか。
	これは、第三原発の排水口に立っている立て看板です。こう書いてあります。「注意、風強く、波高し、獲物を満載し、無事おかえりください」
	政府は魚の缶詰工場を作るといって土地をだましとり、廃棄物貯蔵施設を強引に建設したりもしました。 　しかし、その土地に住んでいたヤミ族の人々は、反核・反原発に立ち上がっています。
	また、台湾環境保護連盟や台湾反核連盟などが中心となった、新たな原発反対の行動も行なわれています。 　とくに、９１年５月の集会には、台湾始まって以来の２万人の大デモが繰り広げられました。
	日本からも静岡大学の小村教授がかけつけ応援演説を行ないました。連帯は、大きく 広がろうとしています。

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