環太平洋反原子力会議

台湾へ向けての緊急声明



 私たちが「市民による環太平洋原子力会議」において、世界から核を無くすことを決意したまさにその時、私たちのもとに台湾国民党が不当に原発建設を決定した知らせが入りました。

 私たちは、この神戸で日本の技術が地震には無力なこと、金とウソで住民をおさえつけて原発建設をしていること、自然エネルギーだけで私たちは暮らしていけることをこの会議で学びました。
 しかも、台湾では半数以上の国会議員がボイコットする中、審議もせず抗議する民衆を暴力でおさえつけ、無理やり可決したのです。

 私たちはこの決定をけして許しません。

 台湾へ原発輸出をしようとするGE、東芝、日立をけして許しません。

 特に、日本、アメリカの市民にとって、原発を輸出することは新たな侵略に加担することです。私たちは、台湾への原発輸出を防ぐあらゆる方法を行っていきます。
1996年10月20日
「市民による環太平洋原子力会議参加者一同」





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