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第一回 日本
東京 ノーニュークス・アジア会議



アクションプランの提案

maeno

小木曾茂子
ノーニュークス・アジアフォーラム日本実行委員会


司会(河田)
 ありがとうございました。いまの宮嶋さんのご発言によって、われわれ日本実行委員会の側から見たいまのアジアの原発の実情、あるいはプルトニウムの実情というものが表明されたと思います。この問題提起を踏まえ、そして午後の各国代表の発言を踏まえて、夜のディスカッションにつなげたいと思います。
 さて次は、やはり日本実行委員会の小木曾茂子さんから、今後のノーニュークス・アジアフォーラムのネットワーク化について具体的な提案を行ないたいと思います。これはおもには明日の議論の土台になるものですが、ここで報告させていただきます。

小木曾茂子(日本)
 アジア各国のみなさんようこそお越しくださいました。みなさんとお会いできるのをとても楽しみにしておりました。私は小木曾茂子ともうします。「しげこさん」と呼んでください。日本語以外は話せませんので、もうしわけありませんが、話しかけるときは通訳の方とご一緒にお願いいたします。
 日本には「お見合い」という制度、結婚をするために仲人が知らないどうしをひき合わせる、そういった制度があります。
 私たちはこのフォーラムで、知らないどうしがお互いに心を開いて、自分たちの置かれている現実や経済力や能力がどのくらいあるのか、そして今後お互いがどういう関係を創っていきたいのかを正直に話し合って、核も原発もない社会を生みだすための本音で語り合えるネットワークを創ることができることを、私は強く望んでいます。

日本からのアクションプランの提案

 私たち日本の実行委員会では、今回のアジアフォーラムの実現を踏まえ、今後、アジアにおける原発や核をなくしていくために、具体的に何を継続してとりくんでいけるかを話し合っています。
 各国のみなさまからも、このあとの各国報告のなかでそれぞれの国の現状とともに、どういったネットワークづくりを進めていくかについて具体的に提案をお願いしたいと思います。みんなでその案を検討しながら素晴らしいネットワークをつくっていきたいと思います。

日本からの提案

  1. ノーニュークス・アジアフォーラムを1994年中に、アジアの日本以外の国で開催する。
  2. アジアフォーラムの事務局を次回開催国に設置する。その事務局に対しては、各国は人的交流を含めできるだけのサポートをする。
  3. アジアにおける反核・反原発のニュースレターを発行する。
  4. FAXネットワークあるいはパソコンネットワークをアジア地域でつくり、リアルタイムでの情報交換、運動における協力体制をつくる。

 そのために、日本実行委員会は今後、
  1. 今回の会議の報告を作成する。
  2. ニュースレターの発行のために、日本の情報提供と、各国からの報告を日本国内にひろげるための体制を維持する。
  3. FAXネットワークあるいはパソコンネットワークの、日本でのステーションを複数設ける。
  4. 次回開催のために、情報提供を含めできるだけのサポート体制をつくる。

 以上を提案したいと思います。
 これから10日間余り、アジアの方々と日本で一緒に過ごせることを、心から感謝しています。お互いに充実した時間が過ごせますように。どうもありがとう。


  
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