核も原発もいらないという共通の思いを持ったアジア諸国に住む私たちはノーニュークス・アジアフォーラムを開催しました。 ここには日本をはじめ、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、インド、タイで反核・反原発を闘う団体、個人が多数参加しました。フォーラムは6月26、27日に東京で国際会議を開催しました。私たちアジア諸国の民衆はまさに運命共同体であるという事実を改めて知ることができました。そして非核のアジアを創造するために、アジア民衆はしっかりと連帯しながら闘わなければならないことを決意しました。 フォーラムは6月29日から4日間、日本全国の各地域を7コースに分かれ、交流を深めました。私たちは各地域で反核・反原発運動の現実を見、聞きすると同時にアジア各国の現状についても話し合いました。私たちは互いに学び、連帯しながら、深い共感を形成しました。アジア各国における核兵器の開発や、放射性物質の採掘、核のゴミの投棄、その他の核に関連した活動を中止させ、さらに可能なかぎり速やかにすべての原発を廃止するために協力する草の根市民の連帯が、今回の情報と経験の共有によって強まりました。 7月3日、名古屋に再結集した私たちは、各地交流の経験の交換と同時に名古屋地域の人々とともにフォーラムの成果を確認しました。 私たちは今日、再び大阪に結集し、最後の集いを持ちました。闘いへの新たな出発が求められています。来年、韓国か台湾のどちらかで次のフォーラムを開催します。私たちはやっと灯されたフォーラムの灯火を消してはいけません。アジアに世界に、そして人々に希望を語ることのできる日をかちとるために、力強く闘っていきましょう。 私たちは必ず勝利します。 1993年7月4日 ノーニュークス関西集会参加者一同 |