反核行進への声明
(正文 英語)
第3回ノーニュークス・アジア・フォーラム
1995年9月3日 台北
わたしたち第3回ノーニュークス・アジア・フォーラムの参加者は、南太平洋での核実験を再開するという先のフランスの決定に抗議する数え切れない世界中の声に加わって抗議する。わたしたちはまた、ロプ・ノールにおける中国の核実験、そしていかなる国による核実験にも強く反対する。
わたしたちは、核保有国による暴力から大地と海を守るという強い欲求を表明する。なぜならわたしたちは聖なる大地と海の恩恵によって生きているからであり、それらは子孫に伝えられるべきもっとも貴重な遺産だからである。わたしたちは今こそ核のないアジア・太平洋を熱望する。
核実験を再開するという嘆かわしい決定は、フランスと中国の人民が長い間にわたって築きあげてきた栄光と偉大さをすべて放棄するものである。
「自由・平等・博愛」はどうなったのか。これらの言葉がフランスを形成し、そして他の国に影響を与えたのである。わたしたちはフランス政府が南太平洋での核実験再開計画を放棄し、ポリネシア人の不可侵の自決権を回復するよう促す。この要求を受け入れなければシラク大統領にとって政治的自殺行為を意味するだろう。
わたしたちはまた、中国政府が核実験を中止し、核開発政策を再考するよう促す。わたしたちはそのことが、中国政府が人民の政府の指導者としての尊敬を得る道であると信じる。
わたしたちは核エネルギーと核兵器の危険な関係を認識し、放射能による環境汚染に対して闘っている人々と被害者に連帯して核燃料の採掘から再処理、そして核廃棄物の投棄も同様にすべての過程で生ずる被害を取り除く作業に自らを投入する。