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台湾第四原発建設反対のたたかい(97年9〜11月)


  11月5日、反核立法委員会は立法院(国会)全院連席会議において勝利の第一歩を勝ち取った。すなわち、立法院全院連席会議は「核四計画撤廃」(56票対0票)と「核四予算凍結」(58票対5票)及び「98年度核四予算削除」(59票対42票)などの決議を通過させた。しかし第三案「98年度核四予算削除」を除いては、12月2日に三回目の審議をしないことが決定してしまった(訳注:台湾国会では重要法案の可決には三回の審議を必要とする)。反対党の抗議も功を奏せず、今後は議長の罷免要求行動に対応を変えていくことになるであろう。

  しかしながら、立法院の核四の攻防の結果がどうあろうと、反核の力は今後とも大きくしていかなければならないし、「核四公投(住民投票)」は核四争議を解決する唯一の方法でなければならない。国民党は現在依然として立法院の多数を握っているので、このまま住民投票を排斥し続けるであろうが、反核の議員が過半数を占める事態になれば、今度は逆に核擁護者は住民投票に訴えるしかなくなるであろう。従って反核団体は更に努力をして一層多くの住民の支持を獲得し、核四公投を勝ち取る体制を整えなければならない。

施信民(台湾環境保護連盟)

 


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